Q1. | 海外で使用できますか? |
A1. | 技術的に対応させることは可能ですが、海外で使用するには使用国の電波法認証を取る必要があります。現在、電波法認証を取得しているのは日本のみです。 |
Q2. | LoRaやSigfoxといった他社製品 or 他社製モジュールとの通信互換性はありますか? |
A2. | 弊社独自のプロトコルですので、他社製品との通信は出来ません。 |
Q3. | 外部アンテナシリーズ(XT・XS・XW・XL)の通信の雨の影響を教えてください。 |
A3. | 雨天時の実験資料等はありません。 920MHz帯では雨による減衰よりも、アンテナに付着した水分によるアンテナ性能変化の影響が大きいと考えています。 |
Q4. | 外部アンテナタイプのアンテナを別の物に変えられますか? |
A4. |
弊社製品の XT・XS・XW・XL 間の変更は可能です。 アンテナ利得の違いにより到達距離が変化します。XS < XT < XW = XL の順に距離が伸びる方向となります。 ※XSアンテナの特性はGNDの大きさに影響を受ける為、モジュールの組み込み状態によってはこの通りにならない場合もあります。 IM920XT・XS・XW・XL はアンテナを含めて電波法認証を取得していますので、弊社製品以外のアンテナを使用すると電波法違反で処罰の対象となりますご注意ください。 電波法認証を含めたアンテナのご相談は、お問い合わせフォームからご相談ください。 |
Q1. | コマンドとパラメータの間には必ずスペースは必要でしょうか? |
A1. |
スペースは必ずしも入れる必要はありません。 取扱説明書には、コーディングの分かりやすさを考慮してスペースを入れるように記載しています。 |
Q2. | 使用する機器に取り付ける前に設定した内容が反映されません。 |
A2. | 各設定コマンドを実行する前に、ENWRコマンドにて不揮発メモリへの保存を許可してください。 |
Q3. | パラメータ初期化コマンドを実行したのに受信ID登録が消えません。 |
A3. |
パラメータ初期化コマンドはパラメータのみを初期化するコマンドです。 受信IDの初期化はERIDコマンド、あるいはREG端子を操作して削除してください。 |
Q4. | 送信コマンドのレスポンス "OK" は受信側が受信できたということですか? |
A4. |
送信コマンドのレスポンス "OK" は送信の成否であり受信側が受信できたということではありません。 ※接点モードの場合、ACKを返すアンサーバックモードがあります。 ※IM920sシリーズにはACK機能があります。 |
Q5. | 同時に複数のモジュールからの送信を受信できません。 |
A5. |
同じチャンネル設定のモジュールが同じタイミングで送信した場合、キャリアセンスにより送信はされません。 データモードの場合、送信コマンドのレスポンスは "NG" となります。 また送信コマンドのレスポンスが "OK" の場合でも、複数の送信による混信により、受信側のCRCチェックで排除される為出力がされません。 |
Q6. | 誤り訂正や誤り検出はありますか? |
A6. |
誤り検出(CRCエラー検出)はありますが、訂正はしません。 受信時にエラーを検出した時点でデータを捨てる仕様となります。 |
Q7. |
高速モードで複数回送信したところ受信漏れが発生しましたが、同条件の長距離モードでは受信漏れがなくなりました。 高速モードと長距離モードで受信漏れが発生する差異は何ですか? |
A7. | 長距離モードではエラー訂正と類似のロジックが入っている為、高速モードに比べノイズに強く、受信感度が良くなります。 |
Q8. | チャンネルを設定をすれば最大15組での通信が可能ですか? |
A8. |
無線の特性上同一エリア内で同時に使用できるのは3~4chとなります。 また、チャンネル6は内部信号の影響により安定して通信できない為、使用をお勧めしません。 |
Q9. | 受信データやRDRSコマンドで出力されるRSSI値の単位は何ですか? |
A9. |
出力されるRSSI値は以下の計算式でdBmに換算できます。 入力電力[dBm] = 出力されたRSSI値(10進) - 235 テクニカルレポートの「安定通信のために、RSSI値と入力電力」をご参照ください。 |
Q10. | 安定受信できるRSSI値の目安はありますか? |
A10. |
ノイズのない環境で 125(7Dh) が感度限界、135(87h) ±2 以上が安定の目安となります。 テクニカルレポートの「安定通信のために、RSSI値と入力電力」をご参照ください。 |
Q11. | "?" 以外の文字でもスリープが解除されます。 |
A11. |
仕様です。 ただし "?" 以外の文字ではコマンドを正常に受け取れない為、エラーになります。 |
Q12. | リセット解除から受信可能となるまでの時間はどれくらいでしょうか? |
A12. |
データモードの場合、現在のバージョンではRESET(L)から50ms程度で受信可能となります。 ※モード及びソフトウェアバージョンによって異なります。 ※将来のバージョンアップで変更がされる可能性があります。 |
Q13. | リセット時の電流を教えてください。 |
A13. | リセット時の電流は状態により変化する為、規定しておりません。 |
Q14. | 電源投入時は、必ず外部からリセット端子を L にする必要はありますか? |
A14. |
必要ありません。 内部にリセットICが入っており、電源電圧が一定レベルに到達すると、ICに駆動されてリセット端子はHになります。 |
Q15. |
データモードで送信コマンドを送ってから、送信が完了するまでの時間は以下の計算式で合っていますか? 長距離モード = 94.4ms + 6.4ms x バイト数、高速モード = 3.2ms + 160μs x バイト数 |
A15. |
この計算式で計算できるのは無線区間の通信時間のみとなります。 送信コマンドを送ってから送信が完了するまでには以下の時間が必要です。 (有線区間の通信時間 + 内部処理時間:10~20ms) + キャリアセンスの時間 + 無線区間の通信時間 ※キャリアセンスは高速通信モード時で初回5.2ms、連続送信中500μs。長距離モード時5.2msです。 |
Q16. | 接点モードで、接点Onから送信完了するまでの時間はどれくらいですか? |
A16. |
初回の接点Onから休止解除、送信開始までキャリアセンス込みで約15msかかります。 それに送信時間が加わるので、接点Onから送信完了するまでの時間は以下の様になります。 長距離モード:約15ms + 107.2ms = 約122.2ms 高速モード:約15ms + 3.52ms = 約18.52ms 以降、高速モード約100ms、長距離モード約200ms周期で接点の状態を確認して送信します。 |
Q17. | 接点モードで連続送信時の3.8秒経過による休止はどうなりますか? |
A17. | 接点モードの連続送信は送信間隔毎に52ms以上の休止が入る為、3.8秒経過による休止を意識することはありません。 |
Q18. | ADモードの IO5 のA/D変換中の信号の出力タイミングを教えてください。 |
A18. | IO5 へ H 出力してから1ms後にA/D変換を開始します。 |
Q19. | ADモードの1回の送信で行う、サンプリング時間を教えてください。 |
A19. | 現状は20usになります。 |
Q20. | 送信電力1mW、0.1mWにしたときの通信距離の目安はありますか? |
A20. | 10mWを1とした場合、1mWでおよそ1/3、0.1mWでおよそ1/10になります。 |
Q21. | モジュールのソフトウェアバージョンをアップする方法はありますか? |
A21. |
ソフトウェアのバージョンアップは弊社で行います。お問い合わせフォームからご連絡ください。 ただしシリアル番号が800番以前のものはバージョンアップできませんのでご了承ください。 ※お客様自身でのバージョンアップはできません。 |